伝説 昔話 世間話 違い

伝説と昔話と世間話の違い

伝説は、元来は書物ではなく口承のものでした。
それは古くから口承で伝えられるものであり、特定の地域や人に付随する物語でした。
それは昔話や民話と同じものもあります。口承という意味では「世間話」との共通性もあります。
口承文芸は無文字時代から存在して、一般に、昔話・伝説・世間話などがあります。

このうち、昔話には、発端句(「むかしむかし」とか)と結句(「どっとはらい」など)に代表される決まり文句があります。
また、固有名詞を示さず、描写も最小限度にとどめ、話の信憑性に関する責任を回避した形で語られます。時代や場所をはっきり示さず、登場人物の名前も「爺」「婆」や、出生・身体の特徴をもとにした普通名詞的です。「桃太郎」は、「桃から生まれた長男」の意味しか持たないです。

伝説は、同じ昔の話であっても、一定の土地の地名や年代など、その所在や時代背景が具体的に示され、登場人物も歴史上の有名な人物やその土地の何と言う人物など、詳細に示そうとし、定義において昔話との大きな相違点とされます。
これらの事から、伝説には伝記風の態度と要素がありますが、昔話はフィクション(創作)として語られています。しかし一部の土地では「炭焼き長者」や「子育て幽霊」などといった昔話が伝説化し、定着している例も挙げられます。

世間話は体験談や実話として語られる民話で、昔話よりも事実のリアリティがありますが、伝説のような重みがありません。

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