伝説 キリストの墓

キリストの墓伝説

意外な場所にまで飛び火して、その根拠を論証もあったり、スケールの大きな歴史ロマンのような感じさえあるイエス・キリストの墓をめぐる伝説があります。

イエス・キリストは実在の人物ですが、聖書等に現れるエピソードの多くは伝説とみなすことができます。
キリストの墓は、一般にキリスト教徒に信じられているところでは、キリストの墓の場所はエルサレムの聖墳墓教会にあります。
しかし、そこに遺骸は存在しません。キリスト教徒の間では、埋葬された後でキリストは復活したと考えられているのでそれは矛盾しません。
そのことから、キリストの埋葬された墓については異説も存在します。

まず、キリスト教内部でも、エルサレムにイエス・キリストの墓と信じられているところが2つあります。 聖墳墓教会と「園の墓」(Garden Tomb)の二箇所です。
このどちらにもキリストの遺骸はないので、正統性の説得力にかけます。
キリストの遺骸を埋葬した墓が別にあるかもしれないと主張する人たちもいるのです。
あるいは命を復活させたキリストは世界の遠隔地にも向かって訪れ、彼の地で死亡して埋葬されたという伝説も世界各地にいくつか存在します。

ひとつはインド・カシミール説です。
また南フランスの小さな村レンヌ=ル=シャトーに謎の財宝の秘密とともに遺骸があるという説もあります。

そしてさらに、日本青森県戸来村にあるという説も存在するのです。
全くの奇説であり、その根拠としているものも、学術的な論拠にもならないとは一般的にはされています。
それは事実ではないにしろ、宗教の伝播を寓意として伝える逸話かもしれません。

いずれにしても伝説の持つ物理的距離を越えた浸透力を感じさせます。

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